個人で事業を運営していく際に考えなければならないのは経営方針などだけではありません。健康保険や税金についてもしっかりと考慮していかなければならず、もし未納の税金や健康保険があると追徴課税などで余計にお金を支払わなければならなくなることもあるので注意が必要です。

特に健康保険の問題は、個人事業主にとって喫緊する課題かもしれません。病気やケガをしたら、個人事業主の収入は途絶えてしまうことになりますし、健康保険の加入は義務であると同時に個人事業主にとってはそれがセーフティーネットにもなるからです。ただ、個人事業主の健康保険についてはちょっと頭を使ってみるだけでよりお得に制度を利用できることもあるので、一考してみましょう。

たとえば、一般企業から独立して個人事業主になった場合です。このとき、手続きをしっかりすれば企業に所属していたときから加入していた健康保険にそのまま任意継続して加入し続けることができます。企業から退職すると、健康保険は通常資格を喪失してしまいますが、資格を喪失してから20日以内に申請をすることで最長2年間は引き続き企業に勤めていた時と同じ健康保険への加入を継続をすることができるのです。これは任意継続と言います。

こうしたやり方以外にも、たとえば家族の健康保険の扶養に入るというやり方もありますし、またIT系の個人事業主に限っては文芸美術国民健康保険組合という保険組合に加入してもより良質の保険サービスを受けることが可能です。どのような方法を取るにせよ、損をしないようしっかり金額や時間などの算出をしておきましょう。自分の特技を活かして開業を考えている、そして扶養範囲内でまずはスタートをしたいと考えている人は個人事業主と扶養の関係をしっかり学ぶことが大切です。